幸いにも最近やっと、ぷーちゃんからの強い噛みつきがなくなってきた
と感じられるようになってきました。
自分が今までのぷーちゃんとのやりとりの中で学んだ事について、
同じような境遇の方の助けになればと思い、下記にまとめました。
噛みつきで困っている方がいらっしゃいましたら、
あくまで一例として参考にして頂き、
鳥の専門的な飼育書や信頼されているショップの店員さん、
掛かりつけの獣医さんに相談される事をおすすめします。
それぞれ鳥には個性があり、全ての鳥が同じ「性格」、「行動」をするとは限らないらしいです。
また、飼われている「環境」や「家族構成」、「人の性別と性格」と「鳥の性別・性格」
によっても変化するようです。
以前、ぷーちゃん日記「第24話 もう、限界!」の記事で書いたものを元に、まとめ直しました。
ウロコインコの性質?【ぷーちゃん(オス)の場合】
(他の鳥にも当てはまるかもしれません)
・「半年から1年目は反抗期」、と呼ばれるものがあるらしいです。
環境に慣れてきて、自分の自我が芽生えてくる頃なのでしょうか。
・ウロコインコは一人の気に入った人にしか馴れなくなる事が多いそうです。
また、馴れた(好きになった)人以外を攻撃する傾向にあるらしいです。(特にオス?)
※家族や複数の人で飼う場合は注意された方が良いかもしれません。
・オスは女性に慣れる傾向にある?
・縄張り意識(気に入ったメスを守る意識?)が強い。(特にオス?)
★★★ 噛みついてくる主な理由 ★★★
・「優位性」からくるもの
自分は飛べて、人間は、まだ成長していない飛べないヒナだと思っているように感じる。
なので自分が優位だと思っているのではないか。
なぜ自分と同じ行動が出来ないのか?と怒っていた。
(人と鳥の違いを認識していなかった?もしくは今は違ってもいつかは同じになれると
思っていたようにも感じる)
・「仲間を守る為」からくるもの
危ない状況、場所から離れさせるようにする為。
反抗期・繁殖期は特にオスはメスを、メスは子供を守る為に攻撃的になる事もあるようです。
危険なものを持っていると判断すると、危ないからダメだよと教えている。
危険な場所にいるとそこは危ないと教えている。
・「自己主張」からくるもの
自分が注目されていない時
お気に入りのものを持っているとそれ自分のだよと主張してくる。
・「欲求を満たしてくれない時」からくるもの
特に食べ物関係を貰えない。隠し持っているのでは?と思っている時。
鳥との、そういった関係性(信頼関係)の時。
・「わがまま」からくるもの
★★★ 噛みついてくる具体的な状況と解決法 ★★★
手を噛みつく
・手を握っている(ぐー)にしているとエサを持ってると思い、
そのままにしているとエサをくれないと思って怒る。
解決方法⇒手のひらを上に広げて何も持っていない事を見せてあげる。
・撫でようと思って、手を上から出すと怒る。
解決方法⇒手は鳥の頭の下から出す。(犬と一緒ですね…)
・エサをあげている時に手を出すと怒る。
解決方法⇒エサ食べている時はむやみに手を出さない。(これも犬と一緒ですね…)
・野菜をあげる為に手をケージの中に入れると怒る。(なぜ???この時だけは妻も攻撃…)
解決方法⇒多分、はやくよこせと言っているのでしょう。さっと入れて完了。
何か物を持っていると噛みついてくる
・身近なものを手に取ると、自分のテリトリーを荒らされたと思って、怒る。
解決方法⇒放鳥前に触ってほしくないものは事前に片付けておく。
笑ったりすると噛みついてくる
・ぷーちゃんの行動で、面白い行動した時に思わず笑ってしまうと、怒る。(自分にだけ…妻は平気)
(イスからずり落ちてしまう事とか、何もない所で転んだ時などちょっとした失敗?)
解決方法⇒笑うのはほどほどに。「グキキッ」と低い声で文句を言って来たら、
笑うのをやめないと噛みつかれます(^^;
口笛や歌を歌ったり、踊ったりすると噛みついてくる
・目立つ行動(求愛行動)をして、自分の大好きな人の気を引くような事をすると、怒ります。
解決方法⇒ライバルと思われている人は、口笛や踊ったりするのは控えた方が良さそうです。
放鳥している部屋に誰かが入ってくる(家に帰って来る)と怒って飛びついてくる
・長時間、外出したりしていると勝手にどこへ行っていたんだ?と叱りに来ます。
(もしくは、楽しい放鳥時間を邪魔しに来るな、と怒る)
解決方法⇒ライバルと思われている人は、放鳥中に家に帰って来るのをやめる。
(帰るコールをして、家に帰る時には鳥がケージに入っている事を確認する)
耳を齧る
・鳥から見ると、どうしても邪魔なようです。鳥には耳付いてないですし…。邪魔なオモチャと思っている?
解決方法⇒耳を齧られても反応しない。肩に乗せない。耳を覆うものをする。強く齧ったらケージへ戻す。
肩に乗せて移動していると鳥にとってイヤな場所だったりする時、イヤだよという意志表示で耳を齧ってくる時があります。これに反応してしまうと、ここを齧れば行動してくれる、という「耳スイッチ」になってしまいます(^^;
軽く齧る程度なら良いのですが、強く齧る事で反応してしまうと、
いつまでも強く耳を齧れば反応してもらえると認識されてしまうので注意が必要そう。
現在も自分は「耳スイッチ」状態ですが、強く噛まれる事はなくなりました。
(別の場所に移動して欲しい時など、カプッと甘噛みの合図があります。)
噛みつかれる人は、
鳥からみて「馴れている人」に噛みつくそうです。
見知らぬ人に突然噛みつきに行く事は鳥にとってイヤな事が無い限り、ないようです。
★★★ 噛まれる時の対応策をまとめてみました。★★★
基本的に、強めの短い言葉で「ダメっ」と叱り、
家族の中で「鳥に一番信頼されている人」がケージに戻す方法が良いようです。
① 自分や誰かに攻撃してくる時は、家族全員が「それはダメ」
という意識、態度で臨まないとダメ。
特に、ぷーちゃんに好かれている妻に言われると効果
があるようです。←重要と感じます
自分が攻撃されている時、妻や娘がそれを見て笑っていたりした事がありましたが、
そういう態度だと鳥はそれをやれば大好きな人が喜んでくれる。もっとやろう。
という行動になるようです。
飼育書にも書かれていましたが、騒がないのは「自分本人」だけではなく、
「家族を含め、まわりの人」の態度も重要なようです。
また、叱る時は鳥が可愛いから嫌だとか、そういった気持ちを持ってもダメなようです。
少しでもそういう気持ちがあると鳥はその気持ちを察して、
反省せずに噛みつき続けるようです。
実際、妻にこの事を説明して、強く噛みついてきた時に
全員でダメという意識、態度で臨んだら全く噛みついてこなくなりました。
しゅん、とした表情、態度で嘘のように大人しくなりました。
② 絶対にひるんではダメ!
強く噛まれて痛くても、それでひるんでしまうと、強く噛めば嫌な事がら逃れられると
学習してしまうとの事。
飼育書等にこう書かれていましたが、やはり心のどこかでちょっと位ならいいだろう。
という思いがあった為か、いつの間にか強く噛んでしまう事を許していたように思います。
強く噛んだ時には、手を引っ込めずに絶対にダメという意志でケージに戻しました。
ケージに戻す最中も手を噛まれますが、痛くても無視し、
そのままケージへ戻すことをやめませんでした。
③ 鳥の目を見て強い思いを伝える!
どういう思いをしているか。といった気持ちは、鳥は敏感で察知するようです。
じっと、目を見ていると、鳥も察知するようです。
④ 家族の仲が良い事もとても大切で重要な事だと思います。
群れで生きているウロコインコなので、群れからはぐれる事は生命の危機にさらされると感じ、
家族全員の気持ちが同じであれば、ウロコインコも同じ行動に従うようです。
家族間で、意識が同じである事が、ウロコインコも混乱せずに従順に従うようです。
また、「偉い(自分より上)」とか「好きな人」の言う事を聞きやすいので、そういった人を巻き込むと
上手くいくようです。
家族間で、あれがいい、こればダメという事がまとまっていないと鳥も、
いう事を聞かなくなる傾向にあるようです。
よって、
家族の仲が良い事。意識が同じ事が、鳥の噛みグセを治す1つの大きな要素だと感じます。
ここで、注意しないといけないのが、
「鳥」にも「飼い主」にも最善の事を考えて実行していくとこが大切だと感じます。
間違った事を全員で強要する事はとても危険な事です。単なるいじめです・・・。
秩序が乱れ、様々な崩壊の前兆となってしまうと感じます。
これは人でも鳥でも同じ事だと感じます、冷静に良く考えて行動したいと思います。
★その他、様々な対応方法(自分は実行していないのもありますが、参考書等に書かれていたもの)
・羽をクリッピングする
飛べないと感じると優位性が抑えられ、大人しくなることがあるらしいです。
・違った場所に行き環境を変える事や他の人に会うというのも効果的らしい。
・噛みつく手に梅干し等を塗って噛んだら嫌な思いをする事を覚えてもらう。
・噛みついてきたらすぐに他に注意をそらす。手に乗っていたらグラグラ揺らす。
■行動を起こさない解決方法として…
反抗期を抜けるとまた、良い子になる事もあるらしいので、
そうなるまで鳥さんとの距離を置く、極力近づかない。
これが一番の解決方法のようです。
自分から近づかなくても、鳥の方から勝手に何しているの?と、来てくれます。
これら対処方法は、飼い主さんの鳥さんに対して効果があるかどうかは正直不明です。
色々調べたり、他の鳥友さん方にも聞いたりしましたが、
やはり、それぞれの鳥の性格の違いにより対処方法も違うようです。
また、
飼い主さんが鳥さんに対して今まで行ってきた対応によっても効果は違ってくるようです。
これらを行って、逆に仲が悪くなるという話も聞きますので、
ご自身で自分の鳥さんにはどれが良いのか、判断して実行して頂けたらと思います。
急がず辛抱強く付き合えば、良い子に育ってくれるらしいです。
鳥にも「気持ち」や、「体調」の変化がある為、絶対に噛まなくなる事は無いらしいです。
現状、反抗期は過ぎたようで噛みつきは落ち着きましたが、
繁殖期にも同じように噛みつきが激しくなる時期があるようです。
※こちらのメモは、カテゴリー◆観察メモ(飼育の参考資料) の方に分類しておきます。